LT UPCYCLE SERIES | Antique | British Ink Bottle IS #2
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LT アップサイクルシリーズ|アンティーク|英国インクボトル
"19世紀末 イギリス インク瓶"
アクアブルーの八角形型「オクタゴナル(octagonal)」。とろけるシルバーがよく似合います。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、こうしたインクボトルは庶民の日常生活に欠かせない道具として広く普及していました。それ以前、インクは高価で粉末を溶かして作る手間のかかるものでしたが、1840年代頃から劇的な変化が起こりました。
ガラス製造の機械化により、安価で使い捨て可能な小さなボトル入りの液体インクがペニー・インク「Penny Inks」と言って、わずか1ペニー(当時の庶民でも買える低価格)で売られるようになりました。
本来であれば廃棄されるはずだったアンティークボトル。ご縁があってリトルタオにやってきました。経年もあり長くのびたボトルネックは輸送中に割れてしまいやすいという弱点があります。たくさん仕入れる中で割れてしまうボトルはほんのわずかな事かもしれませんが、金継を施され生まれ変わりました。
欠けたところにヤスリをかけ滑らかに、それから水拭きをして注ぎ口を樹脂で金継ぎしました。触れるのが危なかった口元が滑らかになり新しい姿へ。19世紀イギリスのワイルドな文化の痕跡(*ガラスの特徴を参照)を、日本の技法で修復するという100年超えミッション。ゴールドのアクセントをガラス瓶とともにお楽しみいただけると嬉しいです。
▶︎ガラスの特徴
19世紀末から1920年頃にかけてイギリスで主流だった「2パーツ・モールド(二分割型)」という半手吹き・半機械的な製法で作られています。サイドの継ぎ目(シーム)、「気泡」と「ゆらぎ」、不純物によるアクアブルーが時代を象徴しています。
1920年代以降に完全自動製瓶機が普及すると、気泡や歪みのない均一な透明ボトルが大量生産されるようになり、「不完全ゆえの美しさ」を持つ製法は姿を消していったそうです。
口の部分(リップ)は製造時のままで荒い切りっぱなし「Sheared lip」のものもあります。「Burst top」なんて言われてたりもしてリップ壊したら瓶の中にガラスの破片入るよね?と不思議に思って少し調べてみました。
当時の封印:17世紀以降、ヨーロッパでワインやウイスキー、薬品などの瓶を密封するために、蝋が一般的に使われるようになりました。「Wax Cap」です。当時はコルクの品質が不安定だったため、酸化を防ぐためにボトル口を丸ごと蝋で覆う技術が重要視されていたようです。
開封の儀:使用者はその蝋を剥がしたり、癒着した栓を抜くために口の周りを叩いたりすることがあったのではないか。その際に口が欠けてしまうことが多かったため、「割って使っていたもの」というところがクローズアップされたのかなと腑に落ちました。
工業製品でもなく完全な手吹きでもない半機械製法のゆらぎが本当に魅力的で、その時代でしか生まれなかったという歴史とともに楽しんでいただけると嬉しいです。
素材:ガラス/樹脂/純銀
サイズ:高さ 約 8センチ/ 幅 約 7.5センチ/奥行 約 7.5センチ
原産国: イギリス
推定年代: 1890年〜1910年代頃(ヴィクトリア朝〜エドワード朝期)
◉ご購前の注意点◉
*大変古いお品ですので、あえてクリーニングは最小限に留めています。アンティークの風合いをお楽しみください。
*アンティークの風合いをご理解いただける方のみご購入ください。
*閲覧環境により実際の色味と異なって見えることがございます。
*掲載品は店舗での販売もしております為、タイミングによりお届けできない場合がございます。
*古物、骨董など商品の性質上、経年による欠け、スレ、シミがございます。古物の表情としてご理解の上お買い求めいただけますようお願いいたします。
ご購入前にあらかじめご了承ください。
LT UPCYCLE SERIES
https://littletao.theshop.jp/categories/7265822
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